ほねみの言葉


昨日、久々に木戸さんに会った。

木戸さんっていうのは、営業コンサルタントの方で、
2年前まで一緒に仕事をしていた。

彼の事務所にいつも行っているスタッフだった。
僕の役割は、ライター兼いろいろ相談役みたいなポジション。

一緒にセミナーを考えたりコンテンツを考えたりしてた。
だから、今の僕は、営業マンはやったことがないけど、
営業マンにセールストークを教えることができる。
木戸さんに直接教えてもらったからね。

その木戸さんと半年ぶりくらいで会った。

一緒に作った木戸さんの本が3冊あって、
そのうちの2冊目と3冊目の増刷したらしく、
その報告もかねて、会おうって話になったんだ。

木戸さんって、今は、モエル塾っていうのをやっている。
木戸さんの会社がモエルって名前だからモエル塾なんだけど、
そこで教えているのが、ほねみの言葉。

ほめる。
ねぎらう。
みとめる。

この3つをすると、人間関係は劇的に変化するって教え。

営業マンにはこれがないと売れ続けることは不可能だ。
そう木戸さんは思っている。

この考え方って、営業に限らず、
人間関係全般に共通することでもある。

当然、恋愛おいてもね。

それができないから、人間関係がギクシャクするって
話を木戸さんがしていた。

そのひとつの実例がちょっといい話だから、
書いてみようかなと思うんだ。

木戸さんのモエル塾の塾生にある会社の社長さんがいる。

いろいろと勉強している社長さんで、頭もいいらしく、
いろんな新しいビジネスモデルとかを取り入れている社長さん。

こう聞くと、なんかうまく行っている会社の社長さんみたいだけど、
あんまりうまくいってないらしい。

ワンマンの社長で、社員は社長恐れてしまっている。

で、社長がビジネスセミナーなんかに出ると、
新しいやり方を考えてしまうんだ。

で、会社に帰って、社員に言う。

「これからは、この方法で行くぞ」

もちろん、ワンマン社長の会社だから、
反対する社員はいない。

だけど、やる気がある社員もいないんだよね。

「やれやれ、また社長が変なものにかぶれてきたぞ」

そんな感じでしかない。

言っているとおり、真面目にやってくれさえすれば、
うまくいくのに・・・ふがいない気持ちで社長はいつもいる。

で。
どうやったら、社員との間のコミュニケーションが
円滑になるのか知りたくて、モエル塾に参加したんだ。

そのワンマン社長さんは女性の従業員もつれてきていた。
ナンバー2の人で、いつも社長と社の間に立って、
調整役をしている人。

モエル塾っていうのは、10人程度の塾生が集まって、
毎月、ほねみの検討会をするって感じの塾。

今の現状を話して、どうやって、ほねみの言葉を使えば、
うまくいくのか、みんなの前で木戸さんも含めて、
検討して行くって感じで進む。

そのワンマン社長の話のとき、
木戸さんはこうアドバイスしたんだって。

「まずは、社員にほねみの言葉をかけるとこから
スタートしましょう。まずはありがとうですね」

ワンマンだから、いつも、「こうしろ、ああしろ」って
命令とは、「なんでできないんだ」という叱咤ばかりになっている。
そんな感じを木戸さんは読み取ったんだろうなぁ。

そしたら、ワンマン社長さん、悩んでしまった。

だって、いつも、きついことばかり言っている。
そのイメージってある。
それを崩すのって本当に大変。

モエル塾って、最後に必ずみんなコミッションするって、
ルールがある。

コミッションっていうのは、
必ず明日できることを、みんなの前で約束するってこと。

あいまいなのはNG。
がんばります、じゃなくて、何々を明日するって形じゃない駄目。

そのワンマン社長さんのコミッションの番になったとき、
言ったんだそうな。

「私は明日じゃなくて、いますぐのコミッションをします。
社員にほねみの言葉を言います」

そういうと、一緒に来ていた女性の社員にこう言った。

「いつも、手伝ってくれてありがとう。
今始めようとしているプロジェクトはどうしても
成功させたいと思っています。
どうかよろしくお願いします」

しっかりした言葉でワンマン社長さんが言うと、
その女性の社員さん、ぽろぽろ泣き出してしまった。

きっと、ワンマン社長と、社員にはさまれて、
大変なことが一杯あるんだと思う。

それも、たった一言の「ありがとう」で、
報われてしまった。

その一言があれば、これから、がんばることができる。
そんな涙だったんだろうなぁ。

それから、その会社は大きく変わってしまった。

次のモエル塾では、その社長さん、
社員の自慢話しかしなくなっていた。

「いやぁ、うちの社員はがんばってくれています。
大変なんでよね、私みたいなワンマン社長の下にいると」

冗談めかして言っているけど、
すごく表情がやわらかくなっている。

もうワンマン社長じゃなくなっているんだろうなぁ。

たった一言のほねみの言葉が、
停滞していた会社を変えたって話なんだ。

ま、社長じゃなきゃ、こういうことはできないかもしれないけど、
身近にいる人にこそ、このほねみの言葉がいえないものって
話なんだ。

その社長さんも、最初はお客さんに対して、ほねみの言い方を
勉強にきていたんだよね。

だけど、お客さんより身近な社員にいえなきゃ、
本当のほねみ言葉は使えない。
そういうことなんだ。

あなたは、誰に、「ありがとう」を言ったらいいのか。
それを考えてみてくださいね。

カテゴリー: モテる法則 | 投稿日: 2017/12/12 | 投稿者: Editor