空白の恐怖を利用する


実は、僕、合コンというものを最近まで体験したことがなかったんだ。
あ、合コンみたいなのは何度か。

医療関係のシステム開発を昔していたから、
病院の医療事務担当の女性達と合コンみたいのをしたことがある。

もっとも、仕事が絡む相手だから、
普通の合コンみたいではなかったんだよね。

で。
最近、合コンを仕切っている人が回りにいるようになったから、
何度か参加してみた。

すると・・・苦手だなぁ、合コンって。
と思うようになってしまった。
駄目じゃん。

だって、合コン慣れしている男ってすごいんだよね。
別に恋愛ノウハウを発表している人たちじゃなくて、
普通に合コンに参加している男なのに、
息つく間もないぐらい女性に話しかけている。

うーん、ついていけない、っていうのが僕の本音。

もっと、のんびりと話をしちゃ駄目なの?
って思ってしまった。

「いやぁ、実は、こういう場って慣れてなくて、
もともと、人見知りするとこもあって、
口が重くてごめんなさい」

なんて、最初に言ってみた。

本当のことを言えば、別に隣の男みたいに
質問から話題を拾って、話をするスキルぐらい
僕だってないワケじゃない。

でも、それって単に疲れてしまうだけなんだよね。
僕にとってはさ。
だから、最初から、その雰囲気をブロックするために、
自分の一面をさらけ出してみたんだ。

「あ、そうなんですか」

ちょっと、どまどった感じの話しぶり。
思っていたような展開ではないらしい。

面白いから、もっと思っていない展開をしてみた。

沈黙を作ってみたいんだ。
じぃーっと彼女を見たまま、しゃべらない。

普通さ、合コンだと沈黙を作ってしまったら、
男の負けってルールがある感じがする。

沈黙を作らないため、最初からつまらない話でも、
膨らまして、会話を続けていく。

それが合コンのセオリーなんじゃないか。
そう感じている。

だから逆に、ワザと沈黙作ったら、
彼女はどんな反応をするのか。

ちょっと実験してみたんだ。

すると、何か話そうと考えているのが分かる。

考えるときって、視線が外れるんだよね。
だいたい目の前にいる僕より上の方を見る。

だから、それをみて、ちょっと微笑んでみた。

「表情、豊かですね」

いきなり、話しかけてみた。

「あ、ごめんなさい。
ついつい、見とれてしまいました」
「えっ」

「いやぁ、何か話さなきゃって思っていたら、同じように考えている
表情するからさ。あ、面白いなぁと思ってみてた。
ちょっと首を傾げるしぐさ、かわいいですね」
「いやぁだ。そんなの見てたの?」

それから、彼女示す表情をひとつひとつピックアップして
話してみた。

すると、その度に表情が変わるんだよね。
面白くなって、見たままと受けた感じをちょっと
好意的に表現してみた。

すめと、彼女がいろいろと話し出すんだよね。

「あ、それ、時々、友達にも言われます」
「へぇ、どんな友達?」

「いつも遊んでいる友達がいて・・・」

その友達の話が出てくる。
休日にどんなとこにいって
何をするのか。

僕は、「うん、うん」言いながら、
聞いているんだ。

で。
また、ちょっといたずら。

あいづちを打たずに、沈黙、表情も固定してみた。

そのうち、「あれ」って表情をする。

「あ、ごめん。あんまり心地いい声の響きだからさ、
気持ちよくなってしまった」
「あ、もう。冗談でしょ」

「分かる?」

あとは、時々、沈黙っていうのを
作ってみると、沈黙の後に何言うんだろうって
感じで、彼女が待っているようになった。

リアクションを考えて、沈黙を入れる。

それだけで、会話の微妙なアクセントになるんだよね。

この日、ほとんど僕は質問はしなかった。
自分の話もしなかった。

彼女の話を聞いていただけ。
あとは、沈黙を作っただけ。

それでも、妙に会話は盛り上がっているんだよね。
インパクトもあったみたい。

「天野さんってどういう人」って質問が
合コン幹事に来たらしい。

興味引いたことだけは確実だね。

口下手な男って、会話っていうと、沈黙を恐れる気持ちがあるじゃない。

まずは、それを取り払っておこう。

「実は、女性と話するの苦手なんです」

なんて言っておいて、沈黙をちょっと作る。

「特に、○○さんみたいにキレイな人だと上がってしまって・・・」

ま、これくらい言っておけば、沈黙しても大丈夫になる。

「いやぁ、キレイな人と話すのは、すごく緊張するなぁ」

沈黙になったら、こう言うと、
緊張しなくてすむしね。

沈黙を敵にしないで、味方につける。
そんなスキルを身につけてみよう。

カテゴリー: モテる法則 | 投稿日: 2018/06/24 | 投稿者: Editor