ADになるとモテる


ちょっと前、映像関係の人たちと飲み会をした。

居酒屋で飲んだんだけど、
その飲み会に映像科の大学生がいた。

これから撮影の世界に進みたいという彼。
そこで僕はADの心得っていうようなものを伝授した。

ADの心得と言っても、大したものじゃないんだけどね。

撮影しているカメラマンが撮影しやすくするために、
カメラマンの行動を先読みして、その準備をすること。

もっとも、そのときは飲み会だったから、
撮影の先読みなんて必要ないんだけどね。

撮影じゃなくても、先読みってできるってことを教えた。

「じゃ、はい、これ」

お店の人を呼ぶブザーを彼に渡した。

「必要なとき、お店の人を呼ぶのあなたの役ね」

といったきり、別の話で盛り上がっていた。

「あ、お店の人呼んでくれる?」

カメラマンがメニューを見て彼に言う。

それを見て彼に僕が文句を言う。

「駄目じゃん。
メニューを見始めたら、ブザーを押す準備しとかなきゃ」

「あ、すみません」

「次は言われる前に押すように」

「はい」

元々、彼はきの弱そうな感じがする男の子。

見た目は普通で背は高い。
マイナスは特にみあたらないから、
気持ちの持ちようでモテるような感じ。

でも、気が弱いからモテそうもない。
そんな感じ。

「あ、次もビールでよろしいですか?」

「ああ、頼む」

カメラマンのビールが無くなったのをみて、
すかさず彼が言う。

「おおっ、やるじゃない。
そうそう。カメラマンが次、何をするか、
それを読めば言われる前にブザーを押せるだろう」

「はいっ」

なんて感じで、ブザー係やらしていたら、
なかなかいい感じで動く。

素直なんだよね。
それも、自分があこがれる世界の人たちだし。

トゥルルートゥルルー。

「あ、今、みんなで飲んでいるんだ。
うん、そう・・・じゃ、来る?」

次の撮影会のときの受付をする女の子が
飲み会に参加するらしい。

で、僕は、また彼に注文をつけた。

「ADというのはな。
女の子の気持ちをよくする仕事でもある。
撮影される女の子が気持ちよくなれば、
映像の質が間違いなくあがるからね」

女の子の機嫌を取るように。
そう言って、彼女に絡むようにしむけたんだ。

最初は女性の接しなれていないから、
妙にどきまぎして、下手だった。

でも、僕がちょっと仕向けてみたら、
感覚をつかんだみたい。

「いいか、何をされたら気持ちいいのかを
さぐっていくんだよ」

そう言って、僕は、カメラマンごっこを始めた。

「はい、こっちを向いて」

指でフレームを作って彼女を撮影しているふり。

「ええっ、なになに?」

「撮影の練習、彼は未来の名カメラマンなんだ」

「本当?」

なんて感じで話が始まる。

彼も僕の真似をして、撮影するふりを始めた。

「あ、笑顔がいいですね」

「うんもう、うまいんだから」

「いえいえ、本当です、ほら、笑ったら全然いい」

うーん、なかなか素質あるなぁ。
気持ちいい会話って、とんなものか
あっと言う間に習得しちゃった。

彼は、「こんなことを言ったら嫌われるんじゃないか」
みたいな先読みをしていたみたい。

だから、女性に対して消極的になる。

逆に「こんなことを言ったら、気持ちがよくなるんじゃないか」
みたいな先読みをしてみたら、うまくいくようになったんだ。

これはシャイな人に共通してもっている問題点。

先読みをしていないんじゃなくて、
間違った先読みをしている。

ちなみに、モテる人にシャイな人がこんな質問したとする。

「そんなこと言って、嫌われませんか?」

「それは言ってみれば分かる」

嫌われるか、喜ばれるか。
分からないときは、とりあえず言ってみる。

それがモテる人なんだ。

もちろん、嫌われるって完全に分かっていることは
言わないけどね。

「もしかしたら喜ぶかも」って先読みをしているから、
そうなるんだけどね。

カメラマン志望の彼もそれが分かったみたい。
妙にうまく彼女を楽しませている。

やるなぁ。

ちょっとした先読みをかえるだけで、
物事はスムーズにいくものなんだ。

先読みって大切なスキルなんだよね。

カテゴリー: モテる法則 | 投稿日: 2018/08/16 | 投稿者: Editor