マインドピッキングって言葉を使っているんだけど、
本当のことを言うと、この言葉、僕が作った言葉なんだ。
最近、無料レポートや有料の恋愛マニュアルの紹介をやたらしている。
その中で人気なのが、相手を動かすスキルなんだよね。
ま、僕も似たような無料レポートを書いていたりするんだけどね。
本当のことを言うと、僕は人をコントロールしたりしない人間なんだ。
と、いうより、コントロールができない人間かな。
僕は人間関係とか人間心理とか。
本気で研究している。
だから、普通の人よりかは、相当、心理コントロールができちゃう。
それを使うことは自分に対しては禁止している。
僕が35歳のときにボロボロになった理由のひとつに
心理コントロールがあるからなんだ。
当時の社長が僕に大して、心理コントロールをかけていた。
ま、本人はどこまで理解してやっていたかは不明だけどね。
それから脱した後は、心理コントロールをしようとすると
僕はすぐわかっちゃう。
「あ、この人、へんなことやろうとしているな」
って感じるからなんだ。
心理コントロールはあんまりいいことじゃない。
っていうのが僕のホンネ。
でもさ。
最近、ちょっとかわってきている。
お互いの間を近づける心理コントロールはありじゃないのかなってね。
なんでそんなんことを考えるようになったかというと、
恋愛不全が起きていて、それの対処用に必要だと思ったから。
心理コントロールの一番最初。
あんまり気持ちがうごかない相手に対して、
ちょっとだけ心理コントロールをかける。
「僕のことを興味持つんだぁ~」
こんな魔法みたいな、心理コントロール。
それ【マインドピッキング】って名づけてみた。
ふたりの間にある心理的なブロックを取り払う。
心の扉をピッキング道具を使って開いてしまう。
そんな恋愛テクニックなんだ。
今、僕はそんなちょっと危ないテクニックの開発をしているとこ。
実は、いっこ見つけて、試してみた。
まだ開発途中だから、効果は限定的なんだけど、
ちょっと教えちゃうね。
このマインドピッキングは、OLさんにだけ使える方法。
お酒の席とかで、こんな話をするんだ。
「ね、○○さんって、会社でお茶くみってするの?」
「はい、普通にはしますね」
まぁ、こんな答えが返ってくるはず。
最近の会社はお茶汲みはしない会社もあるから、
ノーになることもあるだろうけど。
この際、答えはどっちでもいい。
「そうなんだ。お茶汲みって、大変なんだよね」
「そうですか?」
「いやぁ、友達にお茶汲みするときにこんな注意をしているんだ、
って話を聞いて、そう思ったんだ」
こんな具合にお茶汲みの話にもっていく。
で、僕の昔話をする。
「僕が勤めていた会社って、女性のお茶汲み禁止をしていた会社なんだ。
社員はみんな平等。お茶が飲みたかったら自分で入れるってルール。
ま、ソフトハウスだったから、女性と言っても同じ技術者だった。
だから、お茶汲みなんて自分でしなさいってことだったんだけどね」
これは、本当のこと。
「その後、社員が増えて事務専門の新入社員が入ってきた。
彼女は最初、お茶汲み禁止って言われていたんだけど、
3時だけは、みんなのお茶入れてくれたんだ。
「自分も飲みたいから、いれましょうか?」ってね。
人に入れてもらったお茶っておいしいものなんだよね」
これも本当。
「そのときの社長ってさ。
社員なら男女平等って、考え方しているんだよね。
それは僕も賛成。
でもさ、誰かのためにお茶を入れるってことは、
そういう問題とは違うってそのとき感じたんだ。
誰かのために、ちょっとだけ時間を使う。手間をかける。
その気持ちがないと、会社ってギスギスしたものになる。
お茶汲みが問題なのは、「それがあんたの仕事でしょ」って
思っている人がいるってこと。
そうじゃないんだよね。
だから、僕はお茶を入れてくれる人に「いつもありがとう」って
言うようになったんだ」
なぁ~んてね。
これは、ちょっと作ってみました。
ま、ときどきは、「ありがとう」って言っているけど、
いつもはさすがに言わないなぁ。
えっ?
なんで、この話がマインドピッキングになるんだって?
それはね。
人には、「認めてもらいたい」って気持ちがあるからなんだ。
デザイナーとか、営業をしている人って、
よくも悪くも成績が出る世界。
認めてもらうために、バリバリ仕事をする。
で、うまくいくと認めてもらえる。
でもね。
サポートする業務が多いOLさんだと、
彼女がやっていることを認めてもらえることが本当に少ないんだ。
だから、「認めて」もらうことが足りなくなっている。
その足りな部分をうめてあげる会話なんだ。
あ、別に彼女の仕事を「認めて」あげているわけじゃない。
自分の会社のOLさんの仕事を認めているだけ。
でも、聞いている彼女は、お茶汲みをしているOLさんに
感情移入して聞いちゃうんだ。
すると、彼女が満たして欲しいという
「認めて」欲求がちょっと満たせれてしまう。
これが、彼女の心の扉を開いてしまうことにつながるんだ。
もっとも、この話。
本当に、お茶をいれてもらったときに、
「ありがとう」って言ったことがない人は使えそうもない。
この話をするときの表情が問題なんだ。
たぶん、僕がこの話をすると、独特な表情をするはずなんだ。
自分でもなんとなくわかる。
それはお茶を入れてもらったときの、
「ありがとう」「どういたしまして」のちょっとした会話で
起きるなごやかな空気を思い出しているからなんだと思う。
だから、まず、その空気を感じていないとダメ。
まずは、お茶をいれてもらったら「ありがとう」って言う。
それも、いれてくれた人の目をちゃんとみて、
にこっとわらいかけてね。
それができた人が、こんな話をすると、
マインドピッキング効果が期待できてしまうんだ。
このマインドピッキングのベースになっているのは、
相手を認め、認められる気持ち良さなんだ。
そして、その気持ちよさを求めている女性の気持ち。
そこに心の隙間が存在している。
その隙間を狙って、ピッキング・・・ちょっとずるいかな。